ゆるるん自宅警備

大人になりたくない大人のブログです

酔っ払った旦那

うちの旦那は酔っぱらうとものすごくめんどくさい人になる。

普段は水曜日と金曜日と土曜日に発泡酒を飲んでいるのだが、時々ある飲み会やバーベキューに行くとリミッター解除されてしまう。

べろんべろんに酔っぱらった旦那は次の日必ず記憶がない。

ちなみに私は酔っぱらえない人。

どんだけ飲んでも記憶は飛ばないし、ノーマル状態のままなのでアルコールでもウーロン茶でも変わらないのだ。

色んな種類のお酒を飲むと気持ち悪くはなるけどくらくらしたりしない。

私がお酒を飲んでもお得感ゼロパーセントだ。

なのでウーロン茶で楽しむことが多い。

きっと私は旦那の気持ちをわかる事は一生ないのだ。

 

旦那は家まで普通にちゃんと帰って来る。どこかで寝てしまう事はないのだ。

まぁちゃんと帰ってくればいいかぁ・・・と思っているのだが、帰って来てリビングをウロウロし始めるとめんどくさいモードに入る。

「お金・・・・お金使っちゃいました・・・・俺の全財産・・・・30円・・・・30円しかないです・・・・」と言い始める。

ちょっとめんどくさくなっている私は「ふーん・・・え?どゆこと?だから何?お金もうあげないよ」と言ったら「この家に・・・30円以上のお金があったら・・・それはアナタのおかげデス!」と謎の外国人風に話し始める。

「ふーん・・・じゃあそんな私に感謝してシャワーでも浴びてきたらどう?」と言うと「麦茶・・・・麦茶ノミタイデス・・・」とまだ謎の外国人モード。

麦茶を出すと目の前にあるのに泣きそうな声で「わたくしは麦茶を頂けないのでしょうか・・・・」と言い出す・・・。麦茶を認識できていない様子。

「ここにあるじゃん・・・」と言うと「ホントだぁ!麦茶ここにあったぁ!」とけらけら笑い転げる。

シャワーを文字通り浴びるけど頭も体も洗わずに流すだけで出てきて「おれお風呂入ったっけ?」と聞く。

「髪の毛は濡れているけどシャンプーしたの?」と聞くと「あれ?おれいつの間に・・・頭洗ったのかなぁ?えへへへへ・・・もうわかんないや・・・」とへらへら笑っている。

こんな調子が1時間から2時間続くので結構疲れる。

途中「もう寝なよ」と何回言ってもリビングをぐるぐる回り始めたり、座ってぐったりしている。

「もう寝なよって言ってるのが分かんないの?」と怒鳴ってもぐるぐるウロウロしている。

こうなったら放置しかない。

私は普段ぶつぶつ喋り、でっかい声を出さないので2回怒鳴ると完全に喉がやられてしまう。

何を言われても、カチンと頭に来ても「無視」しかない。

無視をしていると「なんか・・・気持ち悪い・・・」と言い出す。

そりゃ帰って来て意味なくグルグル回っていたら気持ち悪くなるのも無理ないだろう。

「だから言ったじゃん・・・早く寝ちゃいなよ」と言うとフラフラと寝室に行き布団もかけずににゴロンと寝る。

旦那が寝てしまえばこっちのもんだ。

我が家はお風呂の残り湯で夜洗濯するので旦那の服を回収して洗濯機を回し、せっせと干して私も布団に入って寝る。

酒が入った旦那のいびきはものすごい。普段の3倍はうるさい。

イライラしている私は「もう!うるさいなぁ!」と言うと寝言で「・・・しゅみましぇん・・・」と返って来る。

夢の中でも謝罪しているみたいだ。

謝られたらそれ以上文句言えないので何とか眠りにつく。

ここまで酔っぱらえたらきっと楽しいだろうなぁ・・・などとちょっとうらやましくなる。

 

翌朝の旦那は見事にその部分だけすっぽり記憶が抜けているのだ。

「え?俺そんな事言った?」とお決まりのセリフを言う。

私としてはせっかく飲みに行ったんなら美味しい物を食べて楽しんでほしいのだが「何食べたの?」と聞くと「・・・えっと・・・ビール飲んだよ」と言う。

「そのお店何が美味しかった?もしおススメがあったら今度一緒に行こうよ!」と言っても「えっと・・・・何食べたっけ?・・・あれ・・・?」となってしまう。

「あれだけお金使ったのに何も食べてないの?」と聞くと「・・・多分・・・気分良くなっておごったんだと思う・・・」と返ってきた。

なるほど・・・それでお金ないのか!

まぁそんな日もあるかぁ・・・と思いからっぽの財布の中身を補充する。

めんどくさいのも日頃のストレス発散なんだろうし、しょっちゅうこんな事があるわけでもないし、いつもお世話をしてくれているから多少は付き合ってやるか・・・と思うのだがその場その場は本気でめんどくさくなる。

 

試しに私の方が先に酔っぱらったらいいんじゃないか?と思い一緒に飲みに行っても旦那の方が先に酔っぱらうのでどうにもならない。

私は少しだけ体がポカポカした状態で旦那のめんどくさいに付き合わなければいけなくなる。 

旦那はいつもおならをよくするが、酔っぱらうと色々緩むらしくて道端でも屁をコク。

「おなら」なんてかわいいもんじゃない。「屁」である。

「ぷぅ~」ではなく「ぶ~っ」である。

気分よく「ぶ~っ」と屁をこいた旦那はへらへらと私を見て笑う。

その笑顔は「うすら笑い」+「せせら笑い」+「憐みの目」÷3である。

周りの人は「あぁ、あの人がオナラしたんだ」みたいな目を私に向けてくる。

誤解だ!冤罪だ!と思い「ちょっと!人のせいにしないでよ!」と言うと旦那は余計笑う。

誤解されたのがよほど面白いらしい。

誤解を解こうとしている私の姿は「思ったよりデカいおならが出ちゃったから旦那のせいにしたい人」に見えるらしい。

訴えれば訴える程私の立場は不利になる。

チラッチラっと軽蔑の目を浴びる私は怒りを込めて旦那を睨みつける。

そんなもんは酔っぱらった旦那にとってただ愉快な出来事でしかなく、余計に笑いのツボに入り、私はおならをしていないのに「交差点でデカいおならをした人」のレッテルを貼られた。

日頃の感謝もこんなことをされたら一気に吹き飛ぶ。

私はこの「おなら事件」の事をグチグチ言い続け、その後旦那が道端でおかしな行動やおならをしそうな雰囲気になると咳払いをして睨みつけるようになった。

旦那はへらへらと「大丈夫、大丈夫」と言っているがこっちは冷や冷やする。

旦那が「大丈夫」と言って大丈夫だった事はない。

旦那の「大丈夫」は関西の人の「もうかってまっか?」みたいなもんなのだ。

挨拶程度の軽い「大丈夫」に返せる返事はなくて「本当かなぁ?」と言いう疑いのまなざししか送れない。

私は思った。酔っぱらった旦那は私には操れない。

「酔っ払い中年屁コキ仮面」としか見れない。

あれから私は酔っぱらった旦那を「でたでた・・・酔っ払い中年屁コキ仮面だ・・・」と思いながら見て「屁コキボンバー」とか「せんべろアタック」とか「プリン体バリアー」とか「糖質カッター」などと想像して遊ぶようになった。

中には必殺技「リバースパンチ」と言うのもあった。

私の考え次第でめんどくさいのも楽しめるのだ。

旦那は私がそんな事を考えているのも知らずに飲みに行く。

旦那が「飲み会です」と言うたびに私の想像力と妄想力と遊び心が走り出す。

次はどんな技を見せてくれるのか楽しみだ。