ゆるるん自宅警備

大人になりたくない大人のブログです

東北新幹線「やまびこ」

いきなりだが、私は乗り物が好きだ。

フェリーも好きだし飛行機も好き、車も好きだ。

特に好きなのはやっぱり鉄道!

「オタク」とは呼べるレベルではないけれど鉄道が好きなのだ。

小さい頃駅の改札で切符を切る駅員さんがカッコいいと思ってた。

今は自動改札だけど、昔は駅員さんが真ん中に立ち切符を切る道具を「カララン♬カララン♩」とリズミカルに鳴らしているのに憧れた。

駅員さんごっごが出来るおもちゃをばあちゃんに買ってもらって真似してみたけど出来なかった。

鉄道職員は私の憧れだった。

新幹線の車掌さんが切符をチェックするのがカッコイイと思っていた。

車掌さんが新幹線から身を乗り出して駅のホームをチェックしているのもカッコイイと思っていた。

ばあちゃんには随分と「駅員さんごっご」に付き合ってもらっていた。

 

東北新幹線とは縁があり、私は小さい頃から毎年「やまびこ」に乗っていた。

一番古い思い出は「やまびこ200系」だ。丸めのライトの今では懐かしい車両。

昭和生まれの人なら「あぁ!懐かしいね!」と言うだろう。

あまり鉄道に詳しくない人だと「え?200系って何?」となるので写真を探してみた。

↓やまびこ200系

f:id:smallxfield:20180912104422j:plain

あぁ・・懐かしい・・・。

これに乗ると大好きなおじちゃんに会いに行ける。

ばあちゃんと一緒に駅弁を買い、冷凍ミカンを買ってもらって田舎に行くのが楽しみでした。

このやまびこ200系は私を乗り物好きにさせるきっかけになったと思う。

この時代の新幹線には無料の飲料水があった。

薄っぺらい紙コップが付いていて、喉が渇くとその紙コップで水を飲んでいた。

これも文章だけで説明するのは難しい。どうにかして伝えたいので写真を探してみた。

↓これ

f:id:smallxfield:20180912110145j:plain

あぁ・・・やっぱりなつかしい。

↓そして噂のペラペラの紙コップ

f:id:smallxfield:20180912110247j:plain

ペットボトルのジュースが今みたいに無い時代、私はこの水をせっせと飲んでいた。

え?水だけ?と思ったお若いそこの人・・・お茶もちゃんとある。

その当時のメジャーなお茶の画像もちゃんと探した。

↓それがコレ

f:id:smallxfield:20180912110635j:plain

懐かしいと思ったら立派な昭和生まれ。

これは温かいお茶なのだ。

お湯の中にテーパックがポンと入っていて、上の蓋がコップになっている。

駅弁を買う時にだいたいみんなこれを買う。

冷たい飲み物の時には缶ジュースを買っていた。

今の時代色んな種類のお茶があるけど、当時はお茶をわざわざ外で買うなんて言うのはよっぽどの時。

家でタダで飲めるんだから!と言う時代だった。

お茶の種類はウーロン茶位しか思いつかない。それほど缶のお茶の種類は少なかった。

 

夏の新幹線の駅のホームで思い出したのがでっかい氷の塊だ。

私は新幹線に乗るまでの時間、ばあちゃんとジュースを冷やした記憶があるでっかい氷。

旦那に「ねえ、あの時代でっかい氷が置いてなかったっけ?何か花が中に入っててさぁ・・・」と言うと「さぁ・・・知らないな」と返ってくる。

あのでっかい氷が何て言う名前なのかすら分からない。

でも伝えたい・・・それに近い物を見つけた。

f:id:smallxfield:20180912112544j:plain

こんな感じのやつが新幹線のホームにあったのだ。

でっかい氷で涼みながらジュースも冷やす。そして見ていても涼しい。

これらが私の一番古い思い出です。

いつの間にかこのでっかい氷も無くなってしまいました。

このでっかい氷が無くなる頃から私は一人で東京駅から新幹線に乗って行くようになりました。

新幹線の切符を買ってもらってばあちゃんと東京駅まで行き、新幹線に乗るまで見ていてもらう。

あらかじめばあちゃんがおじちゃんに「何時着の新幹線だよ」と伝えておいたら目的地にはおじちゃんが居て「おーい!よく来たな~」と出迎えてもらう。

自営業の祖父母は1か月以上うるさい子供の相手をしなくていい夢の時間。

 

新幹線もどんどん進化して「MAXやまびこ」なるものが誕生した。二階建て新幹線だ。

とってもカッコイイと思ったし、新幹線で二階建てなんてすごい!と思った。

↓これが初代MAXやまびこ

f:id:smallxfield:20180912120714j:plain

私はこの二階建て新幹線にどうしても乗ってみたかった。

ばあちゃんに「次あれに乗って行きたい!」とねだった。

ばあちゃんは「新幹線なんてどれも一緒だよ!目的地に着けばいいんだから!」と言っていたが、私は「MAXやまびこ」が気になって仕方なかった。

「ね~、ばあちゃん・・・お願い・・・MAXがいいよぉ~」とか「美人なばあちゃん・・・お願い・・・」とか言ったけどばあちゃんは「MAXやまびこ」が分かっていなかった。

切符を買う時が最後の勝負だ!みどりの窓口で駄々をこねくり回そうと決意した。

みどりの窓口」が「きみどりの窓口」になるくらいまでお願いすれば駅員さんが同情してどうにかしてくれるかもしれない。

MAXやまびこに乗りたいよぉ・・・お願い・・・乗りたいのぉ~」と言ったら駅員さんが「この時間ならMAXやまびこ取れますよ。席はどこでもいいですか?」と聞いてくれた。

ばあちゃんが「あ、大丈夫ですか?じゃあお願いします。全くこの子ったら・・・」と言って私はMAXやまびこのチケットを手に入れた。

ばあちゃんと手を繋いでスキップして喜んだ。

これで学校で自慢が出来る!先生にも自慢しよう!と私は浮かれていた。

 

いよいよその日は来た!二階建て新幹線が目の前に来た!

あぁ・・・夢みたいだと思い席を探した。まさかの1階だった。

駅のホームで人の足しか見えない・・・。

「こんなはずじゃなかった・・・」と思う私を乗せてMAXやまびこは走り出した。

あまり景色は楽しめずに新幹線はどんどん進んでい行く。

途中居眠りをしてしまって「今どこに止まったんだろう?」と思って窓の外を見るが人の足しか見えない。

また退屈なので眠る・・・その時車掌さんに起こされた。何故か私は盛岡に居た。

よく状況がつかめずに唖然とした。

どうやらだいぶ乗り過ごしたみたいだ。

車掌さんがおじちゃんが待っている駅から連絡があって探しに来てくれたらしい。

私はもう一度新幹線に乗りおじちゃんの待っている駅に向かった。

おじちゃんは「いがったや~(よかったよー)」と言って迎えてくれた。

おじちゃんの家に着いてばあちゃんに電話したら「全く!この馬鹿!いつもと違う事するからこうなるんだよ!」と電話越しに説教された。

あんなに楽しみだったMAXやまびこで散々な思いをした。

その後私は2階建て新幹線の1階には気を付けるようにした。

それでも「新幹線」は私にとってカッコイイ乗り物だし今でも好きだ。

そんな子供時代の失敗も今となってはいい思い出。

新幹線も新しい車両が次々と出て「やまびこ」はますますカッコよくなった。

途中「はやて」なんていうのも2002年から運行開始されて今では北海道まで新幹線が繋がった。

今の「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」の車両はこんな感じになった。

f:id:smallxfield:20180912132902j:plain

この写真は「はやぶさ」だが見た目はほぼ一緒。横の紫の線とマークが違うだけと思ってもらっていいと思う。

こんな風にどんどん進化する日本の技術は素晴らしい。鉄道は子供の頃からワクワク感を私に与え続けてくれる。

北海道新幹線が開通した時、ばあちゃんは「新幹線で北海道に行ってみたいねぇ」と言っていたがあまりの人気で切符は買えなかった。

でもばあちゃんはこの最後の写真の「E5系」の新幹線には乗ったことがある。

おじちゃんの法事の時に乗ったのだ。

「あんたが小さい頃毎年この東京駅に来たねぇ・・・」と懐かしそうに言っていた。

新幹線に乗って色んな昔の話をした。

途中トイレに行って帰ってきたばあちゃんは「ちょっとあんた!トイレ流そうと思ったらシューって言った後すごい音がして紙が消えたんだよ!それに洋式だったよ!」と言った。

「え?結構前から洋式あるよ」と言ったらばあちゃんは今まで新幹線のトイレを出来るだけ避けて来たらしい。

新幹線のトイレと言えば和式で独特の消毒洗剤の香りで揺れて危ないと言ったイメージなのだろう。

足が悪いばあちゃんは東京駅で済ませて出来るだけ水分を控えて行かないようにしていたと・・・。

でも今は洋式だし、清潔感があるトイレなのだ。

 

トイレの後に書くのも変だが、新幹線だけじゃなく駅弁だって進化した。

私は東京駅で「牛タン弁当」をよく買うのだがその牛タン弁当がすごいのだ。

弁当箱から紐が出ていてその紐を引っ張って約5分待つと弁当がほかほかに温かくなるのだ!

ばあちゃんは牛タン弁当を見て「ほぇ~たまげたわ~」と言っていた。

今なら温かくなる弁当は牛タン弁当だけじゃないかもしれない。

 

子供の頃と随分変わってしまったけど、東北新幹線はいつまでも変わらない良い思い出を私にくれる。

あの頃、東北新幹線「やまびこ」は私にとって「どこでもドア」みたいな存在だった。

一瞬ではないけど「やまびこ」に乗れば遠く離れたおじちゃんに会える。

私が盛岡まで行った「E1系MAXやまびこ」は1999年で新しい車両になった。

その後2012年まで「E1系MAX」車両は「上越新幹線とき」として活躍していたらしい。

東北新幹線は2012年に「MAX車両」の運行は終了した。

MAX車両は今でも上越新幹線で走っているが、2020年には引退を迎えようとしている。

あの時、駄々をこねてまで乗りたかった夢の2階建て新幹線はもう見れなくなるのかぁ・・・と思うと少し寂しい気持ちになる。