ゆるるん自宅警備

大人になりたくない大人のブログです

旦那の気になるお年頃。

旦那も色々複雑なお年頃になりあれこれ言うようになった。

その昔「王子様」と恋焦がれた旦那は立派なおじさんになり「腹が出て来た」だの「髪の毛が寂しくなった」などと色んな問題が出て来た。

全て無くなってから「あの時あぁしていればよかった・・・」などと言っても遅いので「そろそろ育毛剤とか考えたら?」と聞いた。

旦那は工場に勤めているのでヘルメットは必須。

旦那の勤めている会社は結構お堅いので毎日「朝食はちゃんと食べてきましたか?」とか「寝不足ではないですか?」とか「二日酔いじゃないですか?」など5項目位の一覧表を渡されチェック項目を入れなきゃいけない位めんどくさい(しっかりしてるとも言う)

毎日チェック項目を記入すると聞いた私は納豆とかみそ汁とか生卵とか健康っぽい物をせっせと用意するようになったのは言うまでもない。

 

そんなしっかりした会社なのでおちおちヘルメットを取るわけにはいかないのだろう・・・。

まあ安全管理もしっかりしていていい事なのだが頭皮と髪の毛には非常に優しくない厳しい会社だ。

旦那は会社の帽子を被り、帽子の上からヘルメットを被っている。

夏は帽子を2個持って行っている位工場内が高温になるので髪の毛&頭皮ダメージは仕方がないのだが、旦那が「ハゲって労災に入んないのかなぁ?」とボソッと言った。

「ずっとヘルメット被っていたのでハゲました」と言って労災が出たなんて今まで聞いたこともないけど労災が出たらちょっと嬉しい。

労災と呼ばずにハゲ手当だったら想像しやすいのでここからはハゲ手当と呼ぶ事にする。

ハゲ手当はその昔私も欲しいと思っていた。

抗がん剤でつるつるになったハゲ経験者だから言えることがある。

髪の毛が無いと湿気を感じて「雨を予測できる」と言う謎のいらないスキルが発動する。

汗をかいたときに髪の毛が無いからあちこちから一気に汗が流れて全ての汗が顎から滴り落ちる。これは結構恥ずかしい。

ハゲは髪の毛に守られていないので結構直にダメージが来るのでケガをしやすい。

ハゲは結構馬鹿にされやすい、世の中のハゲのおじさんたちは絶対一度は「このハゲ!」と見た目の事で悪口を言われたことがあるはず。(陰口も含む)実際私もつるつるの時に馬鹿にされた。

どこからが頭でどこまでがおでこなの?とか無邪気な子供の質問も心にグサッと来る。

何気にハゲは色々しなくてもいい苦労をしているのだ。

もし「ハゲ手当」がもらえていたら「馬鹿にされたり、辛い事もあるけどハゲ手当もらってるから仕方ないかぁ・・・」位は思えていただろう。

でも現実はそんなに甘くなく「はぁ?ハゲだからって労災が出るわけないだろう!この馬鹿たれ!」と一喝されて終わりだろう。

私と旦那の「ハゲ手当がもらえたら・・・」という妄想はここまでで終わった。

なかなか結論が出るまで早かったのでとりあえず育毛剤を進めたのだ。

 

この世の中に出てくる全ての本で「ハゲている王子様」なんて出てこない。

以前ブログに書いた「恋愛貯金」を下ろして妄想するのにハゲていたら妄想も想像もしづらいってもんだ。

でも旦那は「こればっかりはしょうがないよ。シャンプー汚れが落ちればいいんだから」と言う。

私だってそう思う。私も石鹸1個で頭からつま先、顔まで洗うからおっしゃる通りなのだが、私の「恋愛貯金」が下ろせなくなる事が問題なのだ。

旦那は「俺の年で王子様って言っていいのはミッチーだけだよ」と言い出した。

及川光博は48歳、旦那の7歳上だが「王子様」にピッタリの人だ。ミッチーなら50歳でも王子様だろう。

ミッチーの背景はキラッキラだ。バラとかよく似合う。

「君の名は」を書いた新海誠監督のキラキラ背景もミッチーなら似合うってもんだ。

ミッチーと旦那は似ても似つかないが、その昔私の王子様はミッチーではなく旦那だったのだ。どうにかしてもらわなきゃいけない。

そんな私を見て旦那は「王子様は王様になるんだ。王様ってみんなハゲてない?俺お腹も出てるし王様にピッタリ!」とウキウキしている。

王様にしては髪の毛が多いし王様独特の貫禄も少ない。お腹の感じは結構いい感じ。

まぁその後の未来に期待して王様っぽくなってもらおうと思ったが、旦那と私はダイエットの事で少し揉めた事がある。

 

ちょっと前に会社の健康診断でギリギリの所で保健士さんの面談になった旦那。

だいたいの人が保健士さんとの面談になると「めんどくさい」とか「何でそんな事しなきゃいけないの?」と言って面談自体を拒否するらしい。

でも保健士さんに「本当にすみません・・・会社の方針でやらなきゃいけないんです・・・」と言われ面談を受けた旦那は「1日1回は体重計に乗る」とか「コカ・コーラみたいな清涼飲料水をやめる」とか「間食はしない」とか「会社の休憩時間、社内のグラウンドでジョギンクする」とか色々決まり事を作ってきた。

決まり事を作り実行することは大変いい事なのだが、1日に何回も体重計に乗る様になった旦那はめんどくさい。

ご飯前に体重計に乗り、ご飯食べた後も乗る。水を飲んでも乗る。「〇〇グラム増えちゃった!」とか言う旦那はまるでOLの様だった。食べれば増えて当たり前だ。

お昼ご飯もジャーサラダとパックの豆腐を持って行くと言い出した。

OLもひぃひぃ言う様なジャーサラダを作る毎日。

毎晩旦那の為にジャーサラダを作るのはめんどくさいが、これも自宅警備員の仕事だから仕方ない。

毎日会社のグラウンドでせっせと走る旦那も2018年の猛暑で熱中症が怖くなり走るのをやめたのだ。その判断で正しいと思う。

それでも旦那はせっせとジャーサラダと豆腐は毎日持って会社に行った。

体重計に乗ってため息をついたり、増えただのなんだのって言う旦那に少々うんざりしてきた私。

旦那に「食べれば増えるんだよ!食べなければ減るんだよ!あんまりごちゃごちゃ言われると食事もおちおち作ってらんない!体重計にしょっちゅう乗るな!1日1回、同じ時間に乗ってくれ!」と言った。

そんなくだらない事で私と旦那は揉めたのだ。「お年頃」と言うものは非常にめんどくさい。

旦那はしょぼんとしてその後体重で騒がなくなった。OLから普通のおじさんになって旦那のお年頃が終ったのだ。

そんな事があり私の文句の甲斐あって旦那は王子様から王様の道を歩いていく事を決めたらしい。

なんでもほどほどが一番いい。別に元気で居てくれたら太っていようがなんでもいいのだが、どうせなら想像力と妄想力を使って楽しんだ方がお得ってもんだ。しかも想像と妄想はお金がかからない。

今では「恋愛貯金」を下ろす時はすっかり「王様」になった旦那だが私はどう見ても「女王」とか「お妃様」ではない。

私の方が「お年頃」を迎えた方がよっぽどいいと思うけど、私のお年頃はなかなか来ない。

もしかしたらまた旦那のお年頃は来るかもしれないけど「王様にはふさわしくない!」と言ってこれからは旦那のお年頃を回避しようと思う。