ゆるるん自宅警備

大人になりたくない大人のブログです

スキルが発動する時

私はおじいちゃんおばあちゃん、ちびっこにやたらと話しかけられる。

 

道を歩いていたら公園から飛び出してきたちびっこに攻撃をされたことがあった。

 

パンチやキックをされたので○○ライダーごっこみたいな遊びをしていたのだろう・・・

 

あまりにもピンポイントで蹴飛ばされ痛かったので仕返しに「100年以内に死ぬツボ」と言って押してやった(笑)

 

「やーい!100年以内に死んじゃうよ~!」とからかったら本気で泣いてしまった。

 

「僕死んじゃうの?ねぇ!うわぁーん!」と大泣きするちびっこに「ごめん嘘だから!100年以内に死なないよ!大丈夫だよ!ごめん!本当にごめん!」とまた大嘘をついて慰めた。

 

母親が飛んできてキッ!!と睨みつけられたので正直に白状して平謝りをした。

そりゃ知らない大人に泣かされている我が子を見たらそんな表情にもなるに決まっている。

 

誤解が解けて母親から「うちの子が乱暴なことをして申し訳ありません、お怪我はありませんか?」と謝罪されたので「こちらこそ100年以内に死ぬツボとか言って驚かしてすみませんでした。」と謝罪した。

 

母親は「今度いたずらをしたり言う事を聞かなかったら100年以内に死ぬツボを押すよと言って叱ります(笑)最近お父さんに言うよって言っても効果が薄くなってきてしまって・・・・」と言って帰って行った。

 

この時たまたまいい人だったのですんなり誤解は解けたけど、子供に対しては気を付けようと心に誓った。

 

その時からちびっこに対しては「元気だね~」と笑顔で返す様になった。

 

「元気だね~」と言われても嫌な気持ちはしないし、何しろ「大人の余裕」を見せつけることによってちびっこの攻撃は止まる。ちびっこに対してはこれで結構通用する。

 

 

おじいちゃんおばあちゃんならあまり心配はないしゆっくりのんびりお話を聞くのもまたいい。

おじいちゃんおばあちゃんは私の知らない時代の事とかたくさん教えてくれる。

 

だいたいおじいちゃんおばあちゃんのお話には共通点がある。

話のスタートが「生い立ち」から始まることが多い。

 

生まれた場所、何人きょうだいの何番目と言う表現、戦争時代の暮らし、終戦の時〇歳だった、結婚した時の話、子供の話、孫の話。

この順番に話が進むことが多い。

 

なのでこちらも心の準備がしやすいのでとても助かる。

 

子供の話のターンの時に必ず聞かれるのが「お子さんはまだなの?」です。

 

この質問が私には結構難題だった。

「いないんです」と言ったら「何人の予定なの?」とか「頑張ってね」などと言われる。

「作らないんです」と言ったら「絶対自分の子供はかわいいわよ!3人は産んだ方がいい!」と言われます。

「作れないんです」と言ったら「不妊治療中なの?諦めないで!いい漢方あるわよ!」となる。

どの回答も私にとってはベストな回答ではない。

 

ここで私は魔法の言葉を学んだ。

頭をボリボリ掻きながら笑顔で「なかなか思うようにいかなくて~、こればっかりは・・・ね!ね!」と言うのだ。

最後の「ね!」は軽い感じで言うのがおススメ。

 

するとなんてこったい!

「うちは結婚して〇年で一番上の子が生まれて・・・」と相手の会話が続行になる。

子供の話さえクリアすれば孫の話まで一直線!

 

こうして私は自分の苦手な話を交わすことが出来た。

 

Twitterでも話したが、おじいちゃんおばあちゃんって何回も同じ話をする。

ついこの前は1時間の間に5回同じ話があった。

 

私は同じ話をされても毎回「へぇ~!そうなんだぁ!」ってまるで今初めて聞きましたよ!って顔が出来る。

何故かは分からないが、このスキルはよそのおじいちゃんおばあちゃんの時だけ発動する。

 

うちのばあちゃんにはこのスキルは発動しない。

「○○でね~××でね~」とか話されるとついつい「その後△△になったんでしょう?」とか言ってしまうのだ。

 

ところがどっこい!

そんな事言われてもうちのばあちゃんは「え??何で知ってるの?」と言うのだ。

「あれ?この話したっけ?」なんて言う事は絶対ない。

話した事自体を忘れちゃうんでしょうね。

 

うちのばあちゃんの話の内容は大したことない話だ。

姑にいじめられただの、近所の人のうわさ話だの、ハッキリ言ってしょうもない話だ。

 

私も早く終わりにしてほしいので「△△の後は◎◎になるんだよね!」と言うと「わ~すごい!あんた予知能力あるんじゃない?」とか言われちゃう。

 

そりゃそうだ!今まで何万回と聞かされてきた話だ、嫌でも覚えてしまう。

 

本当ならこんなしょうもない話を覚えるより国語の教科書の1ページでも話してもらって覚えた方がよっぽどためになる。

 

でも話し続けるのがうちのばあちゃんだ。

 

TVを見ていても「ねぇ!どうなったの?これなに?ねぇ!ちょっと聞いてる?」などと結構うるさい。

「静かにしてよ!TV聞こえないよ!」と言っても「あれ犯人じゃない?きっとそうよ!」などと人の話は全く聞こうとしない。

マシンガントークと言う言葉はばあちゃんにピッタリだ。

 

ばあちゃんが10人になったら聖徳太子でも話を聞き取れないのではないか?っていう位休みなく話す。

 

黙っている時は何か食べている時か寝ている時位だ。

一日中喋ってるか食べてるかで常に口が動いている。

 

明石家さんまと勝負したら、もしかしたらばあちゃんが勝つかもしれない。

 

誰もいなくたって、誰も話を聞いていなくったってそんなもん関係ない。

もちろんTVに話しかける事だって忘れない!

 

みのもんたの「午後は○○おもいっきりテレビ」と言う番組があった。

みのさんが「奥さん!」って言うたびに「ハイ♩」とみのさんに返事をする。

 

「奥さん!玉ねぎは血液サラサラにしてくれるんだよ!」と言えば「あら♪そうなの!じゃあ玉ねぎ食べようかしら♬」「奥さん!リコピンが体にいいんだよ!」と言えば「やっぱりリコピンなのね!私もそう思ったのよ!」などと結構会話になっている。

 

もちろんばあちゃんの一方通行だが、午後のひと時をいつもみのさんと会話していた。

 

私がおもいっきり生電話に電話をかけて「うちのばあちゃんと話してあげてください!CM挟んでもらっても構いません」って言いたくなる位熱心に話していた。

 

昔っからこんなのが日常茶飯事だった。

きっとばあちゃんを見て、毎日ばあちゃんと会話をしていたから色んな人と会話をしていても辛くならないんだと思う。

 

今の私ならみのさんみたいに「おもいっきり生電話」みたいに話を聞くことができるだろう。

希望があれば「奥さ~ん!」ってもちろん言う。

でもみのさんみたいにいいアドバイスは出来ないだろう。

 

アドバイスが出来ない聞くだけの私、今日も出会った人の世間話を聞くのが結構楽しかったりする。