ゆるるん自宅警備

大人になりたくない大人のブログです

私の乳癌奮闘記その3(その後)

乳癌の手術、抗がん剤が終わってからの生活です。

 

乳癌になってから生活する上で色々気を付けなければいけない事が出てきました。

 

1・自転車禁止

リンパを取ってしまったのでブレーキが握れない。

2・MT車禁止

リンパを取ってしまったのでシフトチェンジがしづらい。

3・重たい荷物を持たない

買い物する時はガラガラ使用

4・左手からの採血禁止

蚊に刺されてもケガしてもダメ

 

あと出来ることは全てやったけど、再発・転移を覚悟しておいてください。

 

ざっとこんなことを医師から言われました。

 

今までは手術の傷が痛くて使えなかったけど、傷がくっついて痛みが無くなった頃でしたので言われて改めて「結構大変だな・・・」と言う気持ちと「再発したらどうしよう」と言う気持ちでいっぱいでした。

 

髪の毛もまだ生えていなく、女性の月の物も止まった状態で私が体験したのは更年期障害と同じ症状でした。

 

中でも「ホットフラッシュ」と言うものが結構つらく、一気にぶあっと汗が出るんです。

髪の毛がないので頭のてっぺんから顎まで汗が流れて落ちてきます。

 

だらだらと汗をかくので医療用の帽子が汗でびちょびちょになります。

 

なので手ぬぐいを頭に巻き、その上に医療用の帽子を被る毎日でした。

 

抗がん剤が終わってもまだフラフラしていたので頭をぶつけやすいので、手ぬぐいを巻いて帽子を被ると頭の保護にもなります。

 

白血球の数が戻れば歯の治療もできました。

ただ大きな病院の口腔外科でしか受けれなかったです。

 

抗がん剤で受けた様々なダメージを治す毎日が続きました。

 

髪の毛は全然生えてこなくて抗がん剤が終了してから約5か月でヒナみたいな毛がうっすら生えてきたときは嬉しかったです。

 

もっと早く生えてくる人もいるみたいです。

こればかりは個人差が大きいみたいですね。

 

医療用のかつらも買いましたが、ホットフラッシュが来るとかつらの中で汗がだらだらと流れてしまうので不快感が強く冠婚葬祭時にしか使いませんでした。

 

ちなみに医療用のかつらは30万くらいします。

 

最初のヒナみたいな毛を切るとしっかりした髪の毛が生えてきます。

 

でも頭の形通りに生えてくるので、髪型を作れるようになるまでは時間がかかります。

 

シャンプーを買ったときはベリーショート位になった時でした。

嬉しくてどのシャンプーにしようか?と30分位ドラックストアのシャンプーコーナーで悩み、ワクワクしながらレジに持って行ったのを今でも覚えています。

 

癌の検診は始め3か月に1回病院に検査に行きます。

その後6か月に1回になります。

 

私はその後の生活を楽しみました。

 

いつ転移して再発しても悔いを残さないように毎日を精一杯生きました。

 

5年後、この世界に居なくても「私の人生は楽しかった!」と思って死ねるように・・・。

 

やりたかったこと全部チャレンジしようと毎日生きていると不思議なもので癌である自分を忘れてしまう時があるんです。

 

ファントムペインと言えばいいのでしょうか「何だか胸がキリキリ痛いなぁ」と思い手を当てると当たり前だけど胸がない。

 

そこで「あぁ、手術したんだった・・・」と思い出すんです。

 

腕や足を切断してしまった人が「つま先が痛い」とか「指が痛い」と言う状態を「幻肢痛またはファントムペイン」と言うそうです。

 

「今癌だったこと忘れてたな」と癌である事を忘れられている自分が楽でした。

 

家族と暮らしていたら「○○したい」と言っても全力で止められるでしょう。

 

「危ないからやめておけ」「癌なんだから」などと言われるのは目に見えるので相変わらず私は一人暮らしをしていました。

 

孤独や不安はもちろんありましたが、一人でいると「癌患者」として腫れ物に触るような扱いは受けないので気持ちがやわらぎました。

 

抗がん剤の副作用で次々と出たダメージも治療して「体力が戻ったな」と実感したのは約3年後、私は29歳になっていました。

 

抗がん剤を使用してから出てきた病気や症状は「腎臓が腫れて出血してしまった事」「白内障になってしまった事」「奥歯が折れてしまった」などで治療に時間がかかりました。

 

20代の約半分を癌に使い、思った事はとにかく癌ってやつはお金がかかります。

 

癌の種類、使う薬によってバラつきはありますが、一般的には100万から200万って言われてるみたいですね。

 

私も実際200万位かかりました。

 

こんな事を体験したら「結婚なんかできないや・・・再発したらまたこれだけのお金がかかる・・・出来るだけ誰にも迷惑かけないで生きよう」と思っていました。

 

 

そんな私に旦那が「そろそろ一緒に暮らそうよ」と言ってもらった時もなかなか踏ん切りがつかなく「だっていつ再発するかわかんないし・・・」などと思っていました。

 

結婚しようと決めた時思ったことが「予防的乳房切除術を受けたい」でした。

 

 

明日は日常の記事になります。

お暇があったら覗いてやってください。

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