ゆるるん自宅警備

大人になりたくない大人のブログです

早起きは三文の徳と言うけれど・・・

「早起きは三文の徳」これは結構耳にしますよね。

実際私も子供の頃からじいちゃんによく言われました。

 

「早起きすると健康にもいいし何かしらいい事がある」らしいです。

ちなみに今スマホで「三文」を調べたら「現代の価格で約100円」と出てきました。

 

私は早起きをする事がありません(笑)

起きれないんです・・・。

 

子供の頃は朝ばあちゃんに起こしてもらいました。

「朝よーーーーー!!早く起きなさーーーーい!!」と毎朝ばあちゃんの怒鳴り声をあげて起こそうとしてくれても私は起きませんでした。

理由は「眠いから」です。

 

低血圧な家族もこの怒鳴り声が聞こえるとさすがに起き眠たい目をこすりながら質素な朝食を食べていたみたいです。

 

怒鳴り続けても起きてこない私に痺れを切らしたばあちゃんは家族の朝食を用意し終えた後、いよいよ私を無理やり起こしに部屋に来ます。

 

その時の私の心境は「学校行きたくないな」「ずる休みしたいな」「起きたくないな」などしょうもない事を考えながらまだ70%以上寝ています。

 

「早く起きなさい!」と怒鳴られ布団を引っぺがされ尻をピシャン!とぶたれても私は起きません。

 

「まだ寝てられるなら尻の一つや二つぶたれても構わない、どーぞご自由に気のすむまでぶってくださいな」と無言の抵抗に入ります。

 

「毎朝毎朝いい加減にしなさい!」と敷布団まで引っぺがされるとさすがにきつい。

布団がいかに有難いものなのか身に染みる瞬間です。

 

仕方なく目を開けて体を起こすと「早く支度しなさい!」と捨て台詞を残し台所に向かうばあちゃんを見て「しめしめ・・・あと10分は大丈夫だね」とぐしゃぐしゃになった布団に潜り込み二度寝をします。

 

15分経った頃、怒りが5倍増しになったばぁちゃんが「あんた!!人の事何だと思ってんの!!」とゲンコツをしにきます。

 

ゲンコツを一発お見舞いされ、やっとのそのそと学校に行く支度をする。

こんなことが毎日でした。

 

夏休みのラジオ体操なんて一回も出たことがありません。

 

休みの日なんてずっと寝てられると思いいつまでも起きません。

 

ばぁちゃんがじいちゃんに相談したんでしょう。

じいちゃんが起こしに来ます。

 

じいちゃんは寝ている私の横にドンっと座り「布団は気持ちいよなぁ、しかも今の気候は寝ていて一番いい陽気だよなぁ」と語りかけてきます。

 

「でもなぁ、早起きは三文の徳と言ってなぁ、いつまでも寝ているといい事に出会えないぞ早く起きなさい」と諭す様に言い、それでも起きる気配のない私を見て部屋を出ていきます。

 

例えば「300円お小遣いをあげるから早起きしなさい」と言われたら子供の私は早起きしたでしょう。

 

香り付きねりけしも欲しかったし、三角の形をしたえんぴつも欲しかった。

300円あったらどっちも買えた時代でした。

 

でも三文は300円じゃない事は分かっていたし、「いいこと」が本当にあるかどうかもわからない。

 

なら今の布団が気持ちいいと言う幸せを噛みしめた方がいいんじゃないか?と思いゴロゴロしていたらじいちゃんがまた来た。

 

今度は掃除機を持ってきた。

無言で私の周りをゴーゴーガーガーと掃除をし始める。

掃除機から出る不快な空気、やかましい音でさすがの私もお手上げだ。

 

完全に目が覚めた私に向かって「よっ!寝坊助さんやっとお目覚めかい?まだ昨日の顔をしているぞ、早く顔を洗ってこい」と顔を洗う事を進めてくる。

 

完敗だった・・・。

 

今ならわかる、まるで北風と太陽の話みたいだ。

どんなに怒鳴り散らされ、てもばぁちゃんの声なんて私にからしたら心地よいBGMレベルだった。

「あぁ、またばあちゃんが怒ってるな。」といつもの事位にしか思ってなかった。

 

どんなに怒鳴りつけても無駄だという事をじいちゃんはわかっていたんだろう。

周りの環境を「居心地の悪い」環境にする事で一回も怒鳴りつけることなく「私を起こす」と言うミッションに成功したのだ。

 

その時のばあちゃんは機嫌が悪かった。

 

そりゃそうだ、毎朝ご近所の名物になるくらい怒鳴り続け、登校時間の8時にピタッとばぁちゃんの怒鳴り声が消える。

 

近所の人は時計を見なくても8時が分かっただろう。

それなのにじいちゃんが一回起こしたらすんなり起きるんだから面白くないはずだ。

 

「なんでいつもそうやって起きないんだ!」とグチグチ言われたが起きたもんは仕方がない。

「明日からもそうやって起きなさい」と無理難題を突き付けられたが、起こす相手が違う。

当然次の日も起きれるわけもなくその後ばぁちゃんは毎日怒鳴り続けた。

 

 

大人になっても朝は苦手だ。アラームが全然聞こえないのだ。

旦那が朝テレビを付けていても聞こえない。

 

ばあちゃんの怒鳴り声で耐性が付いてしまったらしい。

 

アラームをセットしても止める人が寝続けているのでアラームが一人で頑張ってなり続ける。

旦那が音に耐えられなくてアラームを消すと言う周りに迷惑をかける事になってしまった。

「もう頑張って起きなくてもいいよ」と有難いお言葉を旦那から頂き私は「早起き」をやめた。

 

血圧とかも関係あるかもしれないけど、基本ダメ人間要素が強い私は今日も「ぬるま湯キープ」できて甘やかされた生活をしている。

 

もし夏休みで子供が全然起きなくて困っている!と言う方が居たら「北風と太陽作戦」を試してほしい。

 

エアコンを切るとかじゃなくやっぱり掃除機がおススメだ。

寝ている人の周りを掃除機で掃除することによって部屋も奇麗になるし、起こしたい人を起こすこともできる。

 

 

大人になって自力で起きれない私が欲しいものは、駅員さんが使っている強制目覚まし装置になった。